まんだらけ名古屋店 6F 「俺の右手が炎を呼ぶぜ！」ブルマアク・火吹きゴジラ入荷！

古くは煙を吐いた自雷也蝦蟇に始まり、魑魅魍魎の基本能力となっている「口から吐く火炎等」。

煙草の煙を吐き出すだけでゴジラの瞬間芸として認知させるほど、怪獣の吐息が武器になるのは広く日本人に刷り込まれています。
「アンギラス」「ラドン」「バラン」などゴジラ直後に生み出された東宝怪獣たちが今イチメジャーになりえなかったのもこの能力の欠如による所ですし、それは続く「モスラ」「キングギドラ」がメジャーな存在として今だ生き長らえている事からも明らか。

「怪獣は、吐いてなんぼ」です。
さて、ご紹介する「火吹きゴジラ」。

そのものズバリ、ド真ん中豪速球の素敵なネーミング。
「吐いてなんぼ」の怪獣の本質を見事に再現した、ブルマアクの傑作トイです！
これであと背鰭さえ光れば、あまたのゴジラ玩具の頂点に立てたのですが、全長約20センチではそれは望むべくもなし。

それでも明らかに「大戦争ゴジラ」と特定できる造形は、マルサン時代と比べれば格段の進歩です！

残念ながら石の劣化で火花は出ないものの、右腕振り下ろすと機械音が轟くサマはさながらバイクのキックを彷彿とさせ、メカ好きな男の子のハートを鷲掴み！
STに比べ、今イチマニア評価の低いギミックソフビですが、造形の良し悪しが評価の全てではないという、大切な事を教えてくれているのではないでしょうか。

（担当佐光）