ちなみに、この「竇唯」なる人物、十数年ほど前にその姿が表面化した中国のロック歌手のパイオニア的存在のひとりで、最も分かりやすく言うと『ファイナルファンタジーVIII』のエンディングテーマ曲『Eyes On Me』を唄った香港の歌手、フェイ・ウォンの元夫なのであります。 しかし、なんでまたそんな人が新聞社に!? 事の発端は某写真週刊誌の記者の、自分の愛人への取材方法に腹を立て、謝罪を求め直談判しようと編集部に押しかけたはいいが次第に消火器や傘を持ち出し引き連れた弟子の軍団員と共に暴れだした所を警察に抑えられ、以後事件に関わったメンバーは出演していたテレビ番組を降板、「元気が●るテレビ」は残りのメンバーで、そして「風雲●けし城」は事件に関与しなかったメンバーの“●ッシャー板前”が殿の着ぐるみを着て・・・・・って、いつの間にか違う人の話になってるよ!!しかも話題古いしボケにしては長過ぎ!!スイマセン。 しかし、殴りこみの理由は同じようにスキャンダラスなことだったといいます。 現在は仲間の北京ロッカーたちがそんな竇唯を救おうと動きを見せているとの話も伝わってきていますが、実際彼はこんなことで潰させてはいけない程の才能を持った、中国ロック界の至宝であることは間違いないのです。 その竇唯が初期に組んでいたのが、メジャーデビューも果たした“黒豹”(ヘイバオ)というバンド。 そして時を同じくしてひょんな事から中国と接点を持ち、中国人の奥さんを娶るまでにのめりこんだ、日本の人気バンド“爆風スランプ”のドラマー、ファンキー末吉。 そんな彼が自身の経験をもとに中国ロックとの出会いを熱く綴った漫画がここにあります。 『北京的夏』(原作・ファンキー末吉/漫画・松本剛) ファンキー氏が実際に中国との出会いやそれにまつわる出来事を綴った著書は別にあるのですが、これはあくまでも自身の体験をモデルにしたフィクション。 しかし、“黒豹”や彼らの曲は実際のものを引用しています。ただ、決して美形とは言い難い竇唯が努めていた“黒豹”のボーカリストは女性になっちゃってたりしますが。 黒豹を始め、中国ロックの父・崔建や唐朝楽隊などが活躍していた当時からすると彼らの情報がめっきり伝わって来なくなった昨今ですが、海を越えた隣国では今でも熱い彼らなりのロックンロール、いやラッキンロールが鳴り響いているのです。そこには表現の自由が保障された日本ではおよそ想像し得ないシリアスな苦悩がひしめいていることも忘れてはなりません。 そんな彼らの熱く切ないロック魂を知ることが出来る傑作がこの『北京的夏』。 数少ない松本氏の単行本の中でも密かな人気を持ち、入手難易度高めなこの本を“盆・va・yeah!III”にて出します。 しかも!今回は渋谷店スペシャルとして、先述の黒豹楽隊のCDもつけます!なぁに、それでもお買い得価格です。ご安心を。 作中に登場する代表曲『DON'T BREAK MY HEART』も収録されています。 これを聞きながら本編を読めば世界がIKKIに広がって、臨場感が格段にアップすること間違いナシですよ、奥さん! 北京の夏は今年も暑い・・・そして熱い。
(担当 清水)
|
ご注意点
掲載の情報が販売情報の場合
- 掲載商品についてのお問い合わせは(指定がある場合は上記コメント内に記しておりますのでご確認ください)開店30分後からの受付となっております。各店の開店時間は、店舗情報にてご確認ください。
- 掲載の商品は店頭でも販売するため売り切れる場合がございます。
- 商品の探求は、専用の探求フォームをご利用ください。
掲載の情報が買取情報の場合
- 掲載の買取価格は商品状態、在庫によって予告なく変動します。
渋谷店 新着通販商品
お問い合わせ (営業時間:12:00〜20:00)
まんだらけ 渋谷店(詳しい店舗地図はこちら)
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷BEAMS B2F
TEL 03-3477-0777 / e-mail shibuya@mandarake.co.jp
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷BEAMS B2F
TEL 03-3477-0777 / e-mail shibuya@mandarake.co.jp