これはもう溶ける!!と思うことがしばしばです。 このままクーラーが壊れないことを願うしかないのでしょうか・・・。 さて、1冊でいくつものお話が楽しめたら、なんだか得した気分になりませんか? 今回は、そんなお得本、 星野リリィさんの「ハレムでひとり」をご紹介します♪ 地図で見つけるのが難しいほど、小さな小さな王国。 その王国の真ん中には、小さなお城があり、若き王様とほんの少しの召使とほん の少しのおめかけさんが平和にくらしていました。 ある日、一人のおめかけさん・花菱が王様の夜伽に呼ばれます。 若き王様は、花菱に夜伽の褒美に何かあげようと言いますが、いなか出の花菱は、これといって思い浮かびません。 そこで、机の上にあったきれいな模様の角砂糖を貰うことにしました。 それが食べられる物だと知り、王様にたべさせて貰ったら、とてもとても甘くておいしかったのです。 翌日ハレムに戻った花菱に、びっくりする贈り物がありました。 それは、お城中のありったけをかきあつめた、色とりどりの角砂糖でした。 幸せそうな花菱を見た王様が、花菱にプレゼントしてくれたのです。 花菱は、それを大切に大切に、少しずつ食べることにしました。 ほどなくして戦争がはじましました。 王様は戦に勝って国をとり、国の暮らしは大変豊かになりましたが、花菱に声がかかることはありませんでした。 久々に王様から声がかかり、どきどきしながら夜伽に向かった花菱。 しかし、王様から出た言葉は、「初めての子だね。お前の名前は?」という非常なものでした。 何かの間違いかと思い、褒美に何が欲しいか尋ねられたとき、「角砂糖を」と答えるのですが、「私をからかっているのか?」と王様は言うのです。 いろいろなまばゆいものたちに囲まれた王様は、花菱のことなどすっかり忘れてしまっていたのでした。 そして、また戦が始まりました。しかし、その戦で王様は負けてしまい・・・・。 はい、ご紹介したのは表題作「ハレムでひとり」です。 この他に、4つの作品が収録されています。 どれも、せつない内容が多く、ちょっと胸が痛くなりそうな感じのものばかりです。星野リリィさんのイラストタッチが、余計せつなさをかきたてます。 ちょっとせつない系も、たまには読んでみてみては?
(担当 坪井)
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〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるシティー 4F
TEL 093-512-1777 / e-mail kokura@mandarake.co.jp
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