2005/06/29掲載
まんだらけ新宮店

第82回 こずえ嬢の勝手に連載!面白少女コミック!!


こんにちは!
湿気で濡れてんのか、汗で濡れてんのか。
外でも中でも終始ずぶ濡れ。

外も中も風呂状態。

逃げ場がありません。
唯一の逃げ場といったら、自宅で常時作動中の扇風機の前ですよ。
意味無く「あぁぁぁぁ〜」って叫ぶのは定番♪

それはさておき。
今回ご紹介するコミックスはこちら!!

白泉社 花とゆめコミックスより
唐沢 千晶先生の「温泉で会いましょう」

主人公・五十嵐 潮(いがらし・うしお)15歳。
離婚した両親が自分たち子供のために企画した、毎年恒例春休み家族旅行!

前日。
「仕方ないのよ。治がインフルエンザにかかっちゃったんだから・・。」
母・弟欠席。
「・・・・・出張がっ」
父、欠席。

ちょっと待って。
うちって4人家族よね?

・・・・私だけ?!
「すまん、潮!今年は一人で行ってくれ!!」

せっかく弟に会えると思ったのにーー!!

涙をのんで、一人で温泉旅行。

さて、ココは旅館、華翠楼。

門をくぐると、「おいでませ!華翠楼へ!!」

テレビで見るような、真ん中の道を挟んで左右一列にズラ〜っと並ぶのは、女の人・・・・・・ではなく、全員男!!

「??」

驚いて一時停止していると、奥からオーナー・弓削 温司(ゆげ・あつし)と名乗る、若い男が出てくる。

すると、今度は、温司の背後からもう一人。
華翠楼の次男・泉水(いずみ)が顔を出す。
「こんにちは〜♪どっから来たの?ボク泉水!よろしくぅ。」
軽いのりで挨拶する泉水に
「いい加減にしろ!何しに来た!!」
と、怒鳴り散らす温司。
「やだなぁ。そんなに怒らないでよ。僕なりに歓迎してるんじゃない。」客の前でいきなり兄弟喧嘩をしだす二人。

「・・・・・・ヘンな旅館。」

やっぱ、最初は温泉に入んなきゃね!
先に入っていた親子を気にしつつ、ゆっくりお湯につかる潮。

あぁ〜極楽極楽・・・・のはずだったのに!

「この馬鹿がッ!!」
聞こえてきたのは、怒鳴り声。
ビックリして溺れそうになってしまう。

声がするのは背の高い柵の向こう。
気になって覗いてみると、今日翠華楼に付いたときに見た、仲の宜しくない兄弟が言い争っている。

「本当にお前はそっくりだよ。女好きでだらしなかったあの親父に・・・」
「やだなぁ、ボクは将来の女将さんを探してるだけ。やっぱ世の中不景気だし?これからは愛がないとね!!」

「こっちはしたくもない媚まで売って、可愛くもねぇ女にサービスしてるってのに!!」

「さっすが女嫌い!そんなんだから仲居さん全員やめちゃうし、24になっても嫁もこないっての!」

すると、温司はフン、と嘲け笑いこう叫ぶ。
「世の中金だ!!」

「だからアンタに旅館は任せられないんだ!!」
そう言うと、温司に殴りかかろうとする泉水。

「やめて!泉水ちゃん!!」
そこへ、二人の喧嘩を止めに一人の少女が現れる。
「遊!」
「どうしていつも喧嘩ばかりするの?!たった3人の家族なのに!!」
「うるさい!!」
そう言う遊に手を上げようとしたのを見た潮は・・・?!

喧嘩に口を挟んでしまった潮に対して温司は、数々の嫌がらせをしてくる!
しかし、それに全く屈しない潮が見てて気持ちいいのです!!
(担当 仲野)

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