まんだらけうめだ店 3F AVコーナースターウォーズからの日本側の答え（複数回答の1つとして）がコレだ

1970年代後半のSFブームのドサクサに製作された国産SF数々あれど、東映が深作欣二監督に丹波哲朗、天本英世、成田三樹夫、千葉真一そしてサンダース軍曹ことヴィク・モローとビッグネーム＋暴力ものによく出演してるキャスティング、そして野田宇宙軍大元師をブレーンに迎え、「南総里見八犬伝」に「スターウォーズ」を足して東映で割ったこの作品、ドロ臭いものを嫌うSFファンにとっては、この掛け合わせぶりはカクテルと言うよりもある種の密造酒（エチル系）に近いモノでは無いかと推測されます。

そんな本作品ですが、「大部屋役者と残った小道具や衣装といった美術を使えば、番組1本安くできますな」と上層部が考えたのだろうか。
二毛作と呼ぶべき体制でTVシリーズも製作されました。
（しかも、TVシリーズの東映まんがまつりの映画版とややこしいのがあるので、もはや三毛作ですな。）

キャラ設定として、主人公の兄貴分として宇宙貨物船のパイロット「リュウ」（流れ星）、東映のマルセ太郎こと西田良氏演じる宇宙猿人「バルー」、マスコット系のロボット「トント」とまァ、スターウォーズですが、そこは東映！
一筋縄ではいきません。

主人公ハヤト（今やラストサムライの一人真田広之）は、父、母、妹をガバナス帝国に殺され、自身も立ち向かい殺されそうな所をリュウに助けてもらう………っ
て、これ仮面ライダーV3じゃねぇか！
肉親or近しい人が殺されて主人公が復讐を誓うという東映のパターン。
そしてメインライターが伊上勝氏（仮面ライダーストロンガーのメインライター。
これも動機が復讐でしたな）という事もあってか、剣劇テイストで、主人公2人組（ハヤト＝まぼろし、リュウ＝流れ星）は全身網タイツの宇宙忍者（夏のコスプレにはもってこいですな）そして、敵はロクセイア13世（声・汐路章＝仮面ライダースーパー1のドグマの帝王テラーマクロ）を戴くガバナス帝国のガバナス忍者や兵団がコワモテ系の大幹部や、夜の香りがただよう女幹部に率いられて、黒十字軍やブラックサタン、ダウンワールドのアクマ族が出て来そうな採掘場や野原で闘う………って、まァ早い話が、やってること東映ヒーローものですわ。

で、その「宇宙からのメッセージ銀河大戦」のDVD Vol．1が入荷しました！
第1話から第9話のみならず、東映まんがまつりで上映された劇場版も収録されて、税込価格7，560円にて3階AVコーナーにて発売中です。

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（担当有馬）