箱付きです。 チビ猫ビスクは正式名称「チビ猫ホワイトドリーム」。 大島弓子の漫画「綿の国星」の主人公チビ猫のビスクドール(陶器人形)です。 84年の映画公開時に劇場とデパートで販売しました。 劇場販売分は青服で200体、デパート販売分は白服で200体。 数は同じですが白服の方が出てきづらいです。 TAKARAがこの人形の為に作った部門「TREASURE」から販売しました。 この人形に対する力の入れようがうかがえます。 頭、手、足が焼き物。胴体は布、目はガラス。 定価2万円。 今だってそうですが当時の2万といったらすごく高額。 本当に本当に欲しい人しか買わなかったからほとんど市場に出回りません。 それに人気があるのは希少だからだけでなく、この人形が手が込んでいるから。 眉毛・マツ毛・アイシャドゥ・口紅・マニキュアは全て手描きです。 また、ビスクドールは普通、後頭部が開いていてコルクで蓋がしてあります。 頭を丸ごと一続きで作ると目玉が入れづらくなるからです。 なら同じ素材で後頭部を作ってくっつければ良いんじゃないか?思われるでしょう。 焼き物は縮んで歪むので合わせ辛いです。 ぴったりくっつけるには均一に縮ませないといけません。 チビ猫は耳と一体になった後頭部をビスクで作って顔の前面と貼り合わせています。 こちらは店頭で参考展示中です。 実物をご覧になる機会は殆ど無いと思います。 是非この機会に目に焼き付けて置いてください。 ご来店お待ちしています。
(担当 麻生)
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