1972年9月2日夜10時に「必殺仕掛人」の第一話が放送されて以来、必殺シリーズが20数年にわたり、時代劇の最高峰に君臨するわけであります。 当時土曜の10時といえば「木枯らし紋次郎」全盛でありまして、裏番組はことごとく紋次郎の前に完敗を強いられるわけですが、 仕掛人が放映されだしてから視聴率戦争は激化し、最後には仕掛人が紋次郎を追い越して行くわけであります。 正直ですね、お金を貰って恨みを晴らすという名目で殺しをはたらくというのは問題で、 当時でも放映局においては様々な問題があり、紋次郎を倒すための奥の手であり、勝負であったと思われます。 最近の時代劇が低迷しておりますが、やはり昔(1970〜1980年代)の時代劇の完成度はかなりのもので、 必殺シリーズも例外でなく、日本の時代劇文化を代表出来得る作品です。 今と昔の差というものは予算であり、役者であり、土地的なものであり、様々ですが、やはり映像技術の進歩による時代劇低迷の原因があると考えます。 つまり陰翳礼讃であり、映像技術が進むと見えてはいけない部分がみえる。クリアすぎて時代劇と現代との隔たりがなかなか区別しにくいという点に問題が生じるわけですね。 見えないことによる美学が時代劇にはあり、影というものが必要になるわけです。 さて、時代劇大好きな私としましては、特に「中村主水の秘密」がかなりトキメクわけです☆「主水、童貞を捧げる」「主水、浮気する」など中村主水の私生活の裏の顔や、恐妻“りつ”や菅井きん演じる“せん”の秘密や、さらにさらに、主水の上役である“田中様”の秘密まで記されておりまして、時代劇好きには垂涎の一冊と思われます。 掲載商品は売り切れる場合がございます。ご了承ください。
(担当 大村)
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