作画:外薗昌也 原作:大佛次郎
発行:竹書房(BAMBOO COMICS)
近年は実話怪談、ホラー作家としても幅広い活動を推し進めている外薗昌也。
この作品は完結したものの最終巻までは刊行はされず、今回完全版という形で陽の目を見る事が!
「新撰組と鞍馬天狗の闘い!」
というハリウッドスタイルのVS表紙の煽りに収まらず、対(日本を裏で操ってきたと思わしき)謎の組織にまで及ぶ歴史の暗部をシグルイ的血飛沫ぶしゃーなエンタメ劇薬を濃ゆく詰め込めた、624ページと極太だからこそ細かい事は気にせずに一気読みを推奨します。
さまざまなメディアにて形作られてきた無双な主人公、鞍馬天狗ももちろん魅力ですが、漫画史上最悪なダークサイドに堕ちた外道、いや糞野郎の土方と、薬的な何かでぶっ壊れたある意味純粋な沖田の活躍も花を添えます。
作中では杉作少年を「光」の象徴として事あるごとに提示されるので、ホラー作品を書くが故の作者からの何らかの強いメッセージでしょうかと、今後の先生の動向がますます気になります。
(ちなみにwebで絶賛連載中の「鬼畜島」には光の「ひ」の字も無いので観覧注意‼)
リイド社発行の漫画雑誌「コミック乱ツインズ」の「新撰組オブ・ザ・デッド」も無事最終回を迎え、映画公開に胸を踊らす学生時代は万年歴史赤点BOYがお送りしました。
場所は3階本店2にて。
(担当 小泉)
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