【まんだらけトピックス】本・まんが・コミック・TOY・同人誌の専門店

まんだらけにおけるコミックの買取、というのは他のおもちゃやゲームの買取に比べて簡単です。
なぜならば事前にほぼ全てのコミックを独自のデータベースに登録しており、そのデータベースに照合しつつ、状態や在庫を見るだけ、という。
勿論、「買取が簡単」という頂を作るために、まんだらけコミックスタッフの屍が積みあがっている訳ですが・・・。
なので、お客様に買取の手際を褒められるのも嬉しいのですが、「全部そのパソコンの中に登録してあるんですね」と感心して頂けるのも嬉しいのです。
努力の結晶みたいなものなので・・・。

ただ、ある程度人力でやっているため、勿論「登録していない本」もある訳です。
今回お出しするのは、その登録してない本の中でも個人的にかなりビビッと来たやつ。

郡司篤孝編・横山孝雄マンガ『マンガ怖い化粧品1000種』。

ね、表紙だけでもビビッと来ますでしょう？

この郡司先生は、どうやら医者ではなく作家らしく、他にも「怖い～」といった本を出しているようで、まぁ「買ってはいけない」のハシリみたいな本です。発行1989年。
全体としては学習マンガノリですが、時折キラーパスを凄い勢いで回してきます。

化粧品怖い！！こんなんなるんだ！！！
俺男で良かった！！！！！

なんか藤子A先生のブラックユーモア短編集とか読んでる気になってくるぜ・・・。

あと見所としては「郡司先生の先生感」でしょうか。
自分はこの方のことを全くこの本以外で存じ上げないのですが、作中に登場するギャルズは、まるで教祖を祀り上げるかのような態度。
これを見てると、「郡司先生を知らない俺ってやばいのかな・・・？」と疑問が浮かび始めます。
もう郡司先生に取り付かれ始めているのかも、ですね。

この機会を逃すと、もしかしたらもう一生出会えないかもしれません。それくらい「読み捨てされる系」の本なのです。
表紙画から「どんな内容なんだろう」とご興味を持たれた方は是非。
4割くらいは想像通りの内容で楽しめるかと思います。

こちらは本店IIショーケースにて販売致します。

(担当石田)