  若井おさむの、「アムロとたこ焼き」は、笑っちゃいますよね。 「こいつ…動くぞ!!」というのは、たこ焼き屋さんのご迷惑になりますので、マネをしないように。 この「アメトーク」内でも、ちょっと宣伝されてましたが、来月、「機動戦士ガンダム第08MS小隊」が5.1chDVD-BOX化されて発売します。 確かに、良い事だとは思うのですが、やっぱ、オリジナルの効果音がイイ!!という方も多いはず。 実際、「0083」は、効果音の新録でコケた感があったので。 例えるなら、ドラ●もんの声優さんが替わった時のあの違和感を感じるんですよ。 どうせなら、オリジナルの音源で聞きたいものですよね。 特に、「08」は、MSの足音が引切り無しに鳴り続けるわけですから。あと、銃声とか。 と、いうわけで、「反5.1ch派」もしくは「低プライスで観たい」派は、コチラをどうぞ!! 改めましてご紹介します。「機動戦士ガンダム第08小隊」DVD全巻セットが入荷致しました。 「絶対に死ぬな!!これは命令だ」 リアルな戦場で、アンリアルな理想論を掲げる主人公シロー・アマダ少尉。 「ガオガイガー」で御馴染みの檜山修之さんの熱いヴォイスは、こんな理想論者の彼にピッタリなキャスティングでした。 思えば、彼はキラ・ヤマトの前身だったのかもしれませんね。ただ、この無茶な理想を、普通の人間であるシローが貫き通したということは、拍手ものだと思います。 やっぱ、パンピーが無茶に必死に頑張っている話というのは、感情移入できやすいですね。 序盤では、そんな熱い隊長を暑苦しく思う、エレドア・マシス伍長。 挿入歌「未来の二人に」は、彼が作曲した曲という設定で、劇中に流れました。 野戦病院から自らラジオにリクエストして。これには、シローも呆れ気味。 そんな彼の名シーンは、やっぱり、第5話「破られた待機命令」にて重傷を負った彼が、治療中に気絶しながらも「俺の腕…俺の腕…」と自分の腕を心配し、最後は治療中のカレンの乳を鷲づかみ、「女神だぜ…」と呟いた一連のシーンですね。 翌日、野戦病院に送られる彼は、少しでも長くカレンを見つめるために痛む身体を起こすシーンも良かったですよ。 こんな描写をされたものだから、もう出てこないかと思ったら、終盤に復活。おかえり!! そのエレドアの舎弟…じゃなかった、後輩であるミケル・ニノリッチ伍長。 なんで、徴兵のエレドアやミケルが「伍長」なのか疑問も残りますが、そこは置いておいて。 故郷にいる恋人BBに度々手紙を送っている彼だが、エレドアの「遠距離恋愛にハッピーエンドなんてないんだよ!!」という言葉通り、振られてしまいました。 おまけに、その手紙を、キキに大声で読まれ…。 そんな彼も、ラストリゾートでは主人公になれましたよ。 その他、カレン姐さんことカレン・ジョシュア曹長、テリー・サンダースJr.軍曹(「Jr.」は、何なのかは謎)、などなど、個性的な隊員達が活躍します。 しかし、まあ、前隊長って、どんな扱いを受けてたのかね、胃潰瘍で戦線離脱って…。大半は、エレドアとカレンの仕業でしょうけど。っていうか、シローらが来るまでは、この2人しかいなかったわけですが。 ジオン側も忘れてはいけません。 ヒロインは、なんと敵兵!!まるで「ロミオとジュリエット」な感じでございます。 そのヒロイン、アイナ・サハリン…は置いておいて、熱いのはその従者、ノリス・パッカード大佐!! 間違いなく、本作人気No.1は彼といっても過言ではありませんでしょう。 まず、彼の操るグフカスタムが、異常なまでに強く、クオリティの高さも手伝って、非常にカッコイイのです!! 最期の、「勝ったぞ…!!」というのは、鳥肌ものです。 自身は死んでしまったものの、「Ez-8の撃破」ではなく本来の任務である「ガンタンク部隊の全滅」を成し遂げた偉業は、3年後に活躍するアナベル・ガトーを彷彿させます。 シローは、ノリスとの戦いに夢中になりすぎてたんでしょうね。 今一歩甘かった。 しかし、そんな武人の彼ですが、「私とて木の股から生まれたわけではありません」という台詞にあるように、人間味溢れるキャラクターでもありました。 そこが、同じベクトルのガトーとは一味違った魅力なんですよね。 本作では、MSは拳銃と同じ、ただの兵器としてしか描かれません。 ヒーロー色もなければ、必殺技なんてものもありません。 主人公でなければ動かせないことはなく、拳銃のように、だれでも動かせます。 そんな淡白な扱いであるにもかかわらず、上記のグフカスタムのように輝いているのは、やはり脚本、作画が共にハイレベルであるからこそなのでしょうね。 後半の主役機であるEz-8も、パワーアップ機などではなく、ツギハギだらけのただの「間に合わせ」。うーん、渋いね、むせる。 最近のガンダムにはなかった「泥臭さ」が大いに楽しめます。 また本作は、「バイファム」、「ドラグナー」などを手掛けた神田武幸監督の遺作でもあります。 第6話を手掛けた後に急逝されえたことは、大変残念に思います。 もし、彼がまだ健在ならば、また違った「08小隊」になっていたかもしれませんね。 是非、初代ガンダムのサイドストーリー「機動戦士ガンダム第08MS小隊」をご堪能アレ!! 状態:美品 収録時間:約305分(全11話+1話) ただなぁ…「宇宙世紀余話」が収録されてないんだよなぁ…残念!! 5.1chBOXでは是非入れてほしいところです。
(担当 阿部)
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