川勝徳重『電話・睡眠・音楽』刊行記念自作解題トークイベント~二十代劇画資料集成~

川勝徳重『電話・睡眠・音楽』刊行記念自作解題トークイベント

 

~二十代劇画資料集成~

 

日時

10月7日(日) 開場19:45 開始20:00~21:30終了予定

会場

まんだらけ海馬(中野ブロードウェイ4F)

概要

『電話・睡眠・音楽』は表題作こそ「POPEYE」「SWITCH」などカルチャー誌での起用や小西康陽のLPジャケットのイラスト担当といったキャリアを感じさせますが、単行本一冊を通して読むと赤本や絵物語などに見られる混沌とした昭和20~30年代のマンガ表現を積極的に自作に取り入れている稀有な作家であることにも気づくはずです。
川勝徳重は既存の価値体系の中でレアとされているアイテムだけではなく、自分の解釈でコレクションを楽しむことができるコレクターの一人であり、その審美眼と批評性が自作にも活かされています。今回は本人のコレクションを会場に持ち込んでもらい、プロジェクターなどを使用して自作の執筆の元ネタなどを紹介していきます。川勝氏の思考の源流にある趣味人としての部分を押し出した、まんだらけならでは内容をお楽しみください。

参加方法

川勝徳重プロフィール

1992年、東京生まれ。2011年『幻燈』(北冬書房)にてデビュー。以後、様々な文芸誌や漫画誌に作品を寄稿。 また漫画雑誌『架空』の編集、執筆に関わり、自身も怪奇劇画短編誌『蝸牛』を発行している。 2016年にはPIZZICATOONE『わたくしの二十世紀』アナログLP盤のジャケット・イラストを担当。 また『貸本マンガ史研究』に水木しげるについての評論を執筆するなど、活躍は多岐にわたる。 著書に『十代劇画作品集』(セミ書房)。同書の巻末には夏目房之介氏の解説が寄せられている。

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