まんだらけ コラム

BLじゃないけれど、イケメンが出てくるマンガ

夏。
今年は猛暑というか酷暑でしたね。
環八ぞいの東京電力の気温のデジタル表示が39度になったのを初めて見ました。
そろそろ涼しくなってはきましたが、とはいえ9月が終わるまで夏が続くのがこの日本。

夏休みでバカンスや旅行で疲れた体を休ませるのと、また盆休みであちこち行って散財しちゃった懐具合。
両方にとって優しいのがそう、マンガ。なんたってこれだけ身近で費用もそんなにかからず楽しめるのはそんなにないですからね。

というわけでまんだらけ恒例のおすすめコミックコラム、今回のお題その1は

「BLじゃないけれど、イケメンが出てくるマンガ」。

まあイケメン、の解釈はスタッフそれぞれ。
藤木直人や生田斗真、坂口憲二みたいなのがイケメンだと感じる人がいる反面、 いまだにイケメンというと真っ先に思い出すのが「ドラマ「高校教師」に出てきた時の京本正樹」という、狂ったセレクションの人間(僕ですが)もいます。
うちの若い子供たちにきいたところ、二次元だとカズキヨネとか大槻ミゥの絵が好き・・・という人もいれば、峰岸とおるや司敬のようなドロ臭い劇画チックな絵にイケメン性を求める者もいます。
ちなみに僕がイケメンときいて真っ先に思い出すのは「夜王」に出てきた聖也、もしくは「ギラギラ」に出てきたイーグルですね。・・・ホストばっか、しかも敵役ばっかじゃねえか。

なんだか取り留めなくなっちゃったですけど、ではどうぞ。

「WORST」

高橋ヒロシ


イケメンといえば藤代拓海…と言いたいところでしょうが、ここはやっぱり「ゼットン」と「花木九里虎」でしょう!! 鈴蘭高校で一際輝く名脇役です。
(ってか私の中では主役なんですが)ゼットンはクローズからですが、やっぱりイケメンな時代といえば鈴蘭卒業の黒髪短髪のところでしょう。
いやぁグラサンからのぞく優しげな眼差し…シビれます!! そして私の永遠の男像として君臨する「花木九里虎(はなきぐりこ)」です!! あの最強の男です。8人彼女がいる男です。 九州弁もイケメン度を上げている要因の一つです。彼も2年(WORST)になって黒髪パーマになってからがカッコイイんですよ。
まぁ何が言いたいかっていうと単に顔が良いだけではなく男気も備わっている彼らは最強のイケメンと言えるのではないでしょうか?っていう事です。
…あと全然関係ありませんが私が主人公の名前を入力して下さい。とかいうゲームをする時は必ず「ゼットン」か「グリコ」です。そんくらい彼ら好きです。

うめだ店/岩永

「任侠沈没」

山口正人


画像を見てもらって分かると思いますが久しぶりに「ジャケ買い」しました。
BL以外でと言われると、あえてBLについて言及したくなるのですが、戦争、政治、極道をテーマにしたマンガってBL要素強くないですか?
かわぐちかいじの「ジパング」「沈黙の艦隊」、池上遼一の「サンクチュアリ」、天野明の「リボーン」。
なんだかんだと、読んでいる人の妄想を掻き立てる何かがある気がします。

で、このマンガの中の登場人物は皆顔も心意気もイケメンです。
ストーリーはタイトルのままなのであえて言及しませんが、イケメンマンガに必須の行間を読ませる台詞、掻き立てるコマ割りはすごく多いです。

あと、出版社が「日本文芸社」なのですが、この出版社もイケメンです。
帯のコメントで「未曾有の大災害極道復讐巨編」
最後のゴラク(掲載雑誌)の紹介ページのコメントに「男ならば、そうでなくとも読むべき劇画がある…!」
コピーライターの人もイケメンだと思いました。

うめだ店/原

「ギャラリーフェイク」

細野不二彦


BLを主食にしているわたくしには辛い制約でしたが、そんなあなたに「ギャラリーフェイク」の藤田玲司をオススメします。 残念ながら攻・受キャラは想像で絡ませられません、そんだけ好きなんですよ藤田玲司!
気になるのは最初押しかけ助手だった(後に奥さん?)のサラとの関係!進展のなさに身悶えていました!!
だいたい1話完結なんですが、サラが主役だったり藤田の胸中が垣間見える話のときには何度も読み返しました。
主役の藤田は天才的な美術修復技術・真贋鑑定・絵画のみならず焼き物・TOYなどあらゆる美術に精通した元ニューヨークメトロポリタンの学芸員で、日のあたる道を歩いていました。 が、策略によって辞めさせられ、今は贋作製作・盗品売買などを生業に、表向きは公言した偽物を集めたギャラリーを経営している一匹狼です。
「ギャラリーフェイク」は話自体に面白さがあるので藤田玲司抜きでも面白くアニメ化もされました。 が、藤田玲司の良い面悪い面での大人な雰囲気・ずるさ・かわいさもぜひ堪能してください!!
美女好きで体と引き換え?にした大人な面や本命のサラには手を出せずにいたり、でも他の人にプロポーズされたらされたでおお焦り! 藤田を良く知る美人の三田村館長との美術にまつわる攻防。泥棒・翡翠との駆け引き。日本画家である父の無念をやり返したり。 準レギュラーとの絡みでは藤田の色々な面が垣間見えます。
他にもカニチャーハン好き・腰痛の持病持ち・パチンコ好きなどなど!
体力なくて山道でハアハア、サラに心配されてる場面はイケてない大人なんですが、そこのところが魅力なんですよ! おそれおおい?ですが「ルパン三世」のルパンからおしゃれさを抜いてちょっとダメよりにしたような感じです。
そんな大人の魅力溢れた藤田玲司はオススメです!!

うめだ店/小坂

プロレススーパースター列伝17巻(狂乱の貴公子編)

梶原一騎/原田久仁信


イケてるMen'sというフレーズが当てはまるのは、容姿、胆力、生き様、運動能力、頭脳、包容力、存在感、財力、権力などなどが他よりも秀でている、という事と考えます。
それらの能力の何かしらを持ち合わせていれば、まわりから“イケてる”と称えられる可能性があります。そんな誰しもが持ちたい数々の称号を複数携えた至上最高のプロレスラーがリック・フレアーです。

佐々木健介に逆一本背負いで肩を脱臼させられても、その輝かしい功績を傷つける事はできませんでした。 58歳にして今尚第一線で活躍するその“史上最高のプロレスラー”の、数々の異名・ニックネームをここで紹介すると、 “狂乱の貴公子”“ネイチャーボーイ”“ネイチ”“16回の世界チャンピオン”“プロレスの象徴”“プロレス界一卑劣な男”“ハンサム”“名人”と様々な賛辞を常にその身にまとっておられます。

そんなリック・フレアーのみならず、その当時のトップレスラー達を梶原一騎原作で、 少年サンデー誌上にて連載されていた「プロレススーパースター列伝」を読めた時代は本当に幸せだったと思われます。この作品からプロレス幻想を抱いた方は少なくない事でしょう。

はっきり言いますと、全編の中で最も盛り上がりに欠けていたのが“リック・フレアー編”ですが、 理由としてブロディやハンセン、ホーガン、アンドレ、ブッチャーのような単純にはっきりとわかる、 体の大きさ力強さが伝わりにくく、小柄な体とやられまくった上で最後にうまく丸めこむようなギリギリのファイトスタイル(うまいんですけどね)が、 豪快好きではっきりしたファイトスタイルが好きな日本人に余りにも受けなかったので、プロレスの最高峰NWA世界王者でありながら、 当時はリスペクトの対象になり難かった為に盛り上がらなかったのです(断定)。
今となっては、これしかないであろうリック・フレアーを主人公とした漫画を世に出した、当時の少年サンデー編集サイドに敬意を表します。

その後、唯一引退した選手でありながら題材となった“カール・ゴッチ編”。
幻といわれた神様“ゴッチ編”は後年、講談社漫画文庫版11巻でやっと日の目を見ました。
漫画文庫版はオリジナルとは表現方法が違ったり、色々と手を加えられておりましたが“ゴッチ編”を出ると知ったときには、よくぞやった!!と感嘆の声を上げたのを覚えております。
その後、梶原先生がお勤めに入られたので83年26号で「スーパースター列伝」は打ち切りとなりました。次は“ジャンボ鶴田編”の予定だったそうです。惜しい!!

しかし約一年後、作画の原田久仁信は「プロレス大勝負(ビッグマッチ)」を短期間連載し、 当時の新日VS維新を題材に“死闘長州力編”を出し「プロレススーパースター列伝」ファンを喜ばせました。喜びました。
ちなみにこの「プロレス大勝負(ビッグマッチ)」は朝日ソノラマよりサンコミファイターシリーズとして昭和63年の春に発売となっております。私もってますケド・・。

同誌上にて“長州編”の後、“激闘カブキ編”が連載されました。「スーパースター列伝」にも登場したカブキですが、 その際のカブキの内容は、胡散くさ・・・凄まじい誕生秘話で、これから日本で売り出すプロモーション的な内容に終始しましたが、 「プロレス大勝負」では日本での熱い闘いの内容でした。そこでも忍者マスクのままキャデラックを乗り回す様は、カブキ幻想を膨らませるに充分な内容であったと思われます!?

そんなこんなで原田氏は、佐山聡を題材にした「シューティングタイガー」(朝日ソノラマ同シリーズ刊)や「マグナムチキン」(双葉社アクションコミックス刊)などのプロレス作品を残し、近年では週刊漫画サンデー増刊・コミック伝説マガ ジン誌上にて「プロレスヒーロー列伝 力道山」(マンサンコミックス刊)を発表し、「プロレススーパースター列伝」の手法でオールドファンを喜ばせました。喜びました。

そんなプロレスラーはリック・フレアーのみならず、生き様、胆力、生命力、セルフプロデュースに長けた凄まじい“イケメン”であると言えよう(笑):アントニオ猪木(談)。
(17巻の最終話最後のコマに「フレアーよ、きみは(挑戦を)うけろよ!!」と猪木談で締めくくったのですが、後年1995年に北朝鮮で、平和のための平壌国際体育・文化祝典のメインで、 フレアーと猪木が戦ったときは当時の新日とNWA(というより全日)の関係を知るものにとって感慨深いものでした。 まあ、猪木とブロディとのファーストコンタクトの時もそうでしたが・・・)

「プロレススーパースター列伝」少年サンデーC版は当店で全17巻並で3570円で販売中です。
追記:ゴッチさん今まで素晴らしいプロフェッショナルレスラーをたくさん育ててくださりありがとうございました。

札幌店/大井

「頭文字D」

しげの秀一


ドリキン(土屋圭一)が大好きだったけど、自分の乗り継いでいる車は全てFF(だってHONDAには当時のラインナップFRなかったし)だった私にとって、 ケツを流しながらコーナーを抜けていくドリフトは憧れでした(後年単車で、大阪の箕面山でサルを避けきれずケツを流してしまい、アーこれがドリフトかあ、 と焦りつつ何となく高揚した気分の矢先にグリップを取り戻し、ハイサイドをおこしてしまい宙に浮いてしまった忌まわしい横滑り体験はあります。 倒れたボクを猿が見守っててくれました)。

そんな90年初頭、我らがバイブル「ベストモータリング」や 「ホットバージョン」「オプション」でケツを流しながらコーナーを抜けていくドリキン(FFでも4WDでもケツを流していたけど)を崇拝しており、 「首都高トライアル2」での名演技は忘れられません。
数ある思い出の中で最も鮮烈なのは94年のル・マンをNSXで完走した際にハシケンさんと涙で抱き合ったシーンは今でも感動を覚えます。

ドリキンはアニメ「イニD」にも深く関わっていることは周知の事実ですね。
90年初頭当時はFRスポーツ全盛で石を投げればS13に当たると言われるほど市場にあふれ、そしてAE86もまだまだ第一線で活躍しておりました。
この「イニシャルD」連載開始と共に盛り上がり、AE86に再び注目が集まり、「ホットバージョン」でも多く取り上げられ「AE86選手権」「テンロクバトル」などで盛り上がりました。サイコーに楽しいひと時でした。

「イニシャルD」には当時愛されていた(現在も)R32やFD、FC,180(シルエイティ)、EG6、SW20、ランエボIII・・・と数々名車が登場し、 今となっては10年落ち車ばかりですが、手に届く俺らのマシンが活躍する、という感じで親近感と愛着を生じやすい作品でした。
現在の連載はとうとうここまで来たかという感じでNSXが登場しております。 長期連載の常で、当時の劇中では最先端(流行)でも、現代にあてはめると時代遅れなんてものもたくさんあります。 連載と一緒に劇中でも時間と一緒にストーリーが進めば良いのですが、「イニシャルD」の展開上しようがない事です。 進んでいたらおそらく拓海は30台前半でWRCのワークスレーサーが似合いそうな年齢です、きっと。 面白くない、サクセスストーリーもいいけど、いつまでもストリートでいて欲しいっス。 劇中の時間が進まない分「なんと孫六」みたいなもんで「今は何時代だ?」となってしまいますが良いではないですか、マンガなんだから。

・・・あーイケ面イケ面。高橋兄弟と拓海はかっこいい。サイコー。
やっぱり、卓越した技術と明晰な頭脳、そして肝っ玉、クソ度胸、生き残る存在感、 そして影のありそうな私生活と謎めいた過去が揃った上で、容姿端麗。
これらがそろって、やっと“イケメン”でしょう。
だから彼らは誰がなんと言おうとイケメンです。
そんな「イニシャルD」の電車版同人誌「電車でD」はおもろいですね。当店DEEPコーナーに・・・あるそうです。

札幌店/大井

「ど〜んとドラゴンキッドくん」

松下幸志


"イケメンと聞いて連想するものといえばイケメン団体のドラゴンゲートでしょう。
我が札幌出身のB×Bハルクを始めCIMAに吉野正人、アンソニー・W・森、斎藤了、新井健一郎、岩佐拓等とイケメン揃い(後半間違いあり)。

そんなドラゴンゲートの看板レスラーでもあるドラゴンキッドを題材にした漫画が今は亡き(注:まだ一応あります)コミックボンボンで連載していた「ど〜んとドラゴンキッドくん」です。
まぁ、ドラゴンキッドくんがイケメンかどうかというのはマスクを被っているので(作中ではアソコも被っております)わかりませんがきっとイケメンに違いありません。
いいんです、そういう事にしておいて下さい。

実在のドラゴン・キッドはコーナートップから前方回転しながら相手に飛びつくウラカン・ラナのドラゴンラナ、 2回転式のコルバタであるデジャ・ヴ、世界で三人しか出来ない技(らしい)クリスト等など華麗な技の数々を繰り出す凄いレスラーですが、 ドラゴン・キッドくんはチンコの皮を伸ばして攻撃したり、金玉の皮をひっぱり相手の技を受けきり、ウンコでトドメをさす別次元で凄いレスラーです。

しかもこんな下品なギャグが連発するくせに登場人物がすべて実在の人物であるという点に驚愕、これを許容するドラゴンゲートという団体の懐の深さを感じさせます。
恐らくNOAHでしたら仲田ドラゴンがリアルドラゴンストップをかけてきて実現しないでしょう。(金玉をふりまわして攻撃する丸藤・・・見たい!!)

チンコ、ウンコを連発しても心はイケメン、そんな漫画でございます(意味不明)。

札幌店/橋本

「むこうぶち」

天獅子悦也


「ご無礼、ロン」の一言で全て解決してしまう姿にシビれ、多くを語らずに微笑む笑顔もイチオシです。
こんな相手なら負けても惜しくない、そんな悪の華。

札幌店/工藤

「怪盗セイントテール」

立川恵


飛鳥Jrです。あえてこれにします。
顔はイケメンかというとそうでもないし、性格も割とヘタレで(ヘタレは好きですが)運動もあまり出来ないし自己中なとこもあるわけですが、 主人公への告白シーンには本当にときめきました。これぞ少女漫画です。
この告白が出来れば女の子はおちます。多分。
読んだとき私の脳天に雷が落ちました。キュンときました。
女の子をキュンキュンさせてこそ、イケメンです。
もう私は女の子とは言えませんが、いつもそんなイケメンを求めています。

札幌店/宮内

「黒執事」

枢やな


セバスチャンといえば執事。
執事といえば今は黒執事ことセバスチャン・ミカエリスでしょう。
彼はあくまで人では無いのですが万能にして容姿端麗なパーフェクト執事なのです。『萌え』を強く感じました。

札幌店/中山

「夢幻紳士」

高橋葉介


イケメンということで、「冒険活劇編」などの子供魔実也ではなく「夢幻外伝」などのアダルト魔実也の方をオススメしてみます。
高橋先生の色気のある線で描かれた、魔実也の静かで紳士的な、しかし確実にエロスを秘めた流し目にキュンとしない女の子はいないはず!うっとり必至のシリーズ。

札幌店/岩城

「天然コケッコー」

くらもちふさこ


イケメンが出てくるマンガとなると映像化が難しいのが常ですが今夏話題の映画『天然コケッコ−』で岡田将生が演じた主人公は原作ファンも納得のイケメンでした。
田舎の純朴な娘さんをそのルックスだけでもって虜にしてしまうあたり非常にイケメン力が高いです。
ちなみに、僕が観にいった公開直後平日16時にこの映画の観客の8割は中年男性でした。
中年男性も捕らえられるほどのイケメン。

渋谷店/赤岩

「無間地獄」

新堂冬樹・原作/早川ナオヤ・作画


「BL以外でイケメンが出てくるマンガ」とのお題を聞いて真っ先に思い浮かんだのは、 その余りにも人間離れした連載本数から“複数説”がそのうち囁かれそうな倉科遼センセに代表される、 今や1ジャンルとして確立しつつあるホストマンガなのですが、夜のネオン街を好む私でもやはりメンズはまだまだ興味の範疇外。
かといって「花より男○」みたいなのもよく知らん。 そして何より私にとっての“イケメン”とはやはり少しクセだったり陰だったりがある、一筋縄ではいかないズルイ存在だというのが勝手なイメージ。

この「無間地獄」は暴力団の経営するヤミ金融会社(桐生興業)を題材とした作品。
始めはこのヤミ金会社を中心に物語が進んでいくのですが、 しばらくして一人の男が登場してからは、この男の“無間地獄物語”として展開していきます。

その男、玉城はエステサロンの悪徳キャッチセールスマン。
そのイケメンっぷりを最大限に生かし、若い女性を次々にたぶらかしてエステの会員にしてしまいます。
しかしエステのオーナーに裏切られ、玉城は莫大な借金を背負わされることに。
債権者はもちろん「桐生興業」。

いつ捕まるかもしれない状況の中、玉城の逃亡を手助けする謎のチームによって追っ手を欺くため、 何とイケメンの玉城は顔に整形手術を施されてしまうのです。
しかも、出来上がった顔は数々の女性を落としてきたとは到底思えないほどのブサイクofブサイク!!

身内の裏切りから生活、そして生まれ持った顔まで変貌させられた玉城の行く末は・・・?
ストーリーがストーリーだけに一時も心休まることのない、フル緊張、フルストレスなエンターテインメント!どんなBL作品だってここまで不幸のズンドコ、いやどん底に落とし込まれるイケメン(しかも途中でイケメンじゃなくなるし)はいないでしょう!
しかもご丁寧に途中でホモの男が玉城に迫るシーンまで出てくる!!

まさに無間地獄、スパイラルライフ。最後まで読めばきっと凹むこと受けあい!!

渋谷店/清水

「CICACICA BOOM」

山本景子


私が紹介する漫画は少女まんが山本景子先生「CICACICA BOOM」です。
BL以外でもイケメンは出てきます!!
みなさん!ぜひ読んで見てください!!!
私がこの漫画を紹介する訳は内容はもちろん!でも…イケメン+眼鏡なのです!
眼鏡萌えにはたまらいです。内容もよくイケメン+眼鏡の山田太郎くんは眼鏡が大好きで眼鏡研究部長そして、 主人公の女の子の春日百々は眼鏡がコンプレックス…なのですが、ある日太郎が百々に声をかけそれをきかっけに入部することに、 そこから始める二人の恋…他にも登場人物がいます。(略して)眼研の部員の2人!
ふたりとも眼鏡をしておりやっぱりカッコイイです!!
このふたりのファンになっちゃう人もいるかもしれません!
ぜひ全2巻読んで見てください。何度も言いますが…カッコイイし、めがね萌えまちがいなしです!!!

宇都宮店/テラダ

「魔法騎士レイアース2」

CLAMP


私がオススメしたいマンガはCLAMP先生の「魔法騎士レイアース 2」です。
CLAMP先生の作品はどれを見てもイケメン率が高いですが、この作品に登場するイーグル・ビジョンがとにかくカッコイイ!!
脇役と言われようが、私の中の主役は彼です(断言)
だってアニメでは緒●さんが声をやってたんですよ!
マンガを読んで視覚から、アニメを見て聴覚からと二度楽しめます。
ただし!マンガは2からの登場となるので気をつけて下さい。
彼を見たい方は是非読んで見て下さいね。

宇都宮店/中山

「夢幻紳士」

高橋葉介


イケ面が出てくる漫画といえば、夢幻紳士シリーズ。主人公の夢幻魔実也がイイ男なんです。
顔はもちろん良し。特にあの流し目はたまりません。でも一番はその人を食った性格。けど面倒見は良いんだと思います。
来る者拒まず、去る者追わずの女ったらしで起こる事件の原因が女の怨恨ってのは多いです。
自分のモノにはならないと分かっていても何故か作中の女性はもちろん、女性読者も惚れちゃう人多数(に違いない)。
怖い目にあっても夢幻魔実也がいれば大丈夫という安心感と飄々とした性格のアンバランスさにドキドキさせられる。
なのでシリーズの中でも大人になってから、特に一番新しい早川書房の三部作が好きです。
私は高橋先生があとがきで書かれる「夢幻君がわがままで…」ってくだりがとても好きで、やっぱり夢幻魔実也は誰にもつかまらないんだわ!と嬉しくなるのです。
不可侵な部分を持つ人は非常に魅力的ですね。

渋谷店/藤田

「センゴク」

宮下英樹


日本のセンゴク時代を、仙石秀久という実在の武士を中心に描くという作品ですが、出て来る人物が皆、良くも悪くもイイ男です。
中でも斉藤龍興は歴史や他作ではよく酒と女に溺れた暗君と描かれる事が多いですが、本作では酒と女を好むのは同じですが、その上で信念と呼べるものを持ち、織田信長へ反抗していきます。
もちろん龍興以外にも多くのイイ男たちが出てくる戦国マンガ、どうでしょうか?

流通センター/安部

「闇の末裔」

松下容子


ちまたではBLマンガよりに思われているかもしれませんが、あくまで少女マンガなのでこの作品をオススメします!
登場する男性キャラがみんな美形で、思わず見惚れてしまうぐらいにかっこいいです!!
タイプもさまざまでかわいい系から鬼畜系までそろってます。
その中でも私が大好きで仕方がないオススメのキャラは、主人公側の敵である邑輝先生です。
医師でありながら裏では殺人を繰り返していくという残酷なキャラです。
だけど、彼女に対しては純粋であったりと、また違った人間らしい一面も見えるので、決して憎むことが出来ません。
むしろ私は大好きです!!
そんな邑輝先生が・・・もしくは美形キャラを見たい方はぜひ読んでみて下さい!!

流通センター/川名

「家庭教師ヒットマンREBORN!」

天野明


かなりありきたりな選出ですが 読んでいるマンガの中で唯一「コイツだ!」と思えるキャラが多過ぎで困る作品です。
ここぞと言う場面は見違えるほどカッコよくなります。
「10代目〜♪」と言いながら笑顔でツナに寄ってくる獄寺。
野球バカでいまだにマフィアごっこだと思っている山本。
部下がいないとダメダメなディーノ。
並盛中最強の風紀委員ヒバリちゃん。アルコバレーノのコロネロ(特に10年後)。
もう、書こうと思えばいくらでも出てくる、笑えるバトルマフィアマンガです。

流通センター/蒲地

「BLACK LAGOON」

広江礼威


ラグーン商会、それはある日本人がひょんなことからかかわてしまったあぶない会社? の話。
主人公は女が活躍する話なのですが、それを支える男たちがカッコイイ。
特に日本編の銀さんという日本刀を持っているひとがかなり男気がありかっこいいです。
ぜひ読んでくれー!!

流通センター/風間

「機工魔術師 -enchanter- 」

河内和泉


BL以外と言うと全てのマンガに該当するのであれなんですが、自分はガンガンWINGに連載中のこのマンガを推したいと思います。
少年マンガの例に漏れず、作品内にかっこいいキャラがたくさん出てくるんですが、今回はその中から3人紹介しようと思います。
まずはハルヒコから。この漫画の主人公です。
作品中では一般人から機工魔術士への道を歩むわけですが、言う事が青臭いながらもかっこいい。
普段はAVとかにも興味ある学生なわけですが、決めるところは決める。
3枚目(2枚目半?)の魅力を持っています。
次にパラケルスス。
最初は骸骨で出てきたわけですが、それは仮の姿。実際はワイルドな兄ちゃんでした。
作中で肉弾戦最強とも呼ばれ、それでいて医者の側面も持つナイスガイです。
性格にエロいところがあるのもポイント。
最後にカリオストロ。
かなりダークな雰囲気。
実際ダークで、廻りの人間に甘い言葉を持ちかけ、操る。
それに飽きればポイ。
それでいて彼に罪の意識がなさそうなのもグッド。
他にもいい男はたくさん出ます。
ぜひともこの夏、この一冊を買ってみてネタにするもよし、普通に読むもよし、ぜひ読んでみてください。

流通センター/松田

「ドロヘドロ」

林田球


人間VS魔法使いで、年がら年中殺し合いをしている作品です。
キャラクターは、つぎはぎだらけの人造人間やら、首から上がトカゲだったりとか、 2メートルくらいあるゴキブリとかばっかりですがそんな中にもちゃんといるんですよ、イケメンが。
魔法使いの心(シン)は普段は心臓をかたどったマスクをしていて、 なかなかどーして素顔が見れなかったりですが、マスクを外すと、メガネ男子の色男。
黒いスーツがよく似合っていますが、見た目とは裏腹に、殺しに関してはストイックで情熱的。これでもかってくらいのドSなところがたまりません。

渋谷店/小山

「キスよりも早く」

田中メカ


大事な人が亡くなっていたり、大切な人を見送らなければならなかったりと人の生死に関することをいつも上手に作品に織りまぜるメカさん。
今回も両親を亡くして、小さな弟を抱えた女子高生が主人公。
一見お涙ちょうだいっぽいのですが、なかなかどうして、らぶらぶ少女漫画の王道のような作品。
タイトルまんまの「キスよりも早く結婚してしまった」2人の物語。
こちらのダンナが・・・すごいんです。
いつもは天然っぽいのに、さらりと甘いセリフをはけたり、ピンチの時にはスッと現れたり、 攻めの時には顔つきが変わったりと、とにかくホントに超カッコイイんです!!
最近読んだ中では1番のイイ男ぶり!包容力も半端じゃないです!!
しかも、彼女の担任の先生で、眼鏡とくれば見逃せません(笑)
是非この暑い夏に、ドキドキしてのたうちまわりながら読んで下さい!!

中野店/野村

「美悪の華」

檜垣憲朗/倉科遼


「漫画ゴラク」連載。全18巻。
ジゴロを描かせたら随一の漫画家、檜垣憲朗とドラマ化「女帝」を筆頭として今や漫画原作界の「夜王」、倉科遼とのコンビが放ったピカレスクロマンの名作。
主人公、氷室聖人が、日本にラスベガスを超えた罪業の街を作ろうと己の美貌と奸計を駆使してのし上がって行くという、単純ながらだからこそ楽しくのめりこめる作品です。
鍛えぬかれた素晴らしき夜の技で暴力団の娘、美人会社社長、アイドルなどを陥落させ、邪魔者はどんなやつでも排除し、己の悪の野望を達成させていく姿にロックスピリッツを感じない人はいません。
また中庸を旨として生きてきてる多くの男性陣としてはその圧倒的な強さにカタルシスを感じ、明日の仕事の活力にもなり、力と技を併せ持つ氷室のセックスを見て下着を替えない女性はいないといいます。

ゴラクを成り立たす特色のひとつに「成り上がり」が指摘できると思うんですが、この作品も例に漏れずいろんな個性的な敵を倒してのし上がっていくさまは、現代版の「野望の王国」といっても良いかもしれません。

イケメンというのは、ただ格好良いだけはなくて何かしらワルの要素を含むというのが私の勝手な解釈でのでBLやレディースコミックで物足らなくなった方には是非読んでいただきたい作品です。

中野店/久保田

「動物のお医者さん」

佐々木倫子


連載終了後何年かしてドラマ化もされました。
かわいい動物がいっぱい登場する、犬好き、猫好きにはたまらない作品です。

どの登場人物たちも美男美女です。ことに男性キャラは主人公のハムテル、二階堂をはじめイケメン揃いですが、その点に関してあまり言及されません。
登場人物たちがぼけっぱなしなので萎えてしまい男前なのが気にならなくなるということがいえそうです。

あとこの作品は少女マンガですが恋愛の話は一切ありません。そのへんがファミリー向けといえそうです。

中野店/南

「火輪」

河惣益巳


リーアンという、半人半竜の少年の成長譚です。
主人公が母がわりに慕っていた真珠の精の行方を探して旅をしていく、 正統派の中華風ファンタジーなのですが、とにかく出てくる人物が、男女とも皆色っぽい。美貌の皇子、ワイルドな白虎の化身、 女好きな遊び人の朱雀など、キャラが極めて魅力的で、ストーリー以外のところでも楽しめる作品です。