まんだらけ札幌店 1月1日燃えろ俺のCOSMO 時代を先取り？！グリッドマン

電光超人グリッドマンDVDBOX入荷しました。
この作品は1993年（平成5年）4月3日から1994年（平成6年）1月8日までTBS系で毎週土曜日17：30 - 18：00に全39話が放送された、円谷プロダクション製作の特撮テレビ番組です。
中学2年の三人組が主役で家の地下に、3人だけの秘密のラボ（基地？）を作り、中古パーツを集めて組み上げたコンピュータ「ジャンク」で研究と開発?をしていたのですが、クラスメートの一人のコンピュータに「ハイパーワールド」と呼ばれる異次元空間から逃亡してきた魔王・カーンデジファーが寄生しコンピュータ・ワールドを征服し現実世界をも手中に収めようと活動を始めます。
その時「ジャンク」の中で描いていたCGグリッドマンに、カーンデジファーを追って地球にやってきたハイパーエージェントが乗り移り、電光超人が誕生するのです！
怪獣をカーンデジファーがコンピュータワールドで実体化させ、パソコン通信で何処かのコンピュータに侵入、暴れさせてプログラムを破壊し、その結果、現実世界が大混乱に陥る、というのが基本パターンとなっています。
新しい要素を多く盛り込んだ意欲作で、インターネットやコンピュータウイルス（この作品ではコンピュータ・ワールド、怪獣に相当してます、グリッドマンはウイルス対策ソフトですね。）の登場を先取りした内容となっています。
グリッドマンは、他のヒーロー物と一線を画している部分がいくつもあります。
一つには、怪獣の破壊対象が物理的なものではないという点です。あくまで怪獣が暴れるのも、それを退治するのもコンピュータの世界のことであるため、機械の異常の原因となる怪獣や、それを解決するグリッドマンの存在を知っている人間は、ごく一部で、世間一般には全く認知されていないのです。
(26、27話でようやく世間一般に認知されていましたが…)町が物理的に破壊されずむやみやたらに死者を出さないので、それで良しとする人もいますが、闘いのスケールが小さいという人もいて、賛否両論分かれています。
また、中心となる人物の年齢層がきわめて低いのが特徴で、14歳の少年がヒーローに変身すると言う例は、特撮物としては珍しい部類に入りますし、さらに、それを支援するのも、敵対するのも者も、同じく14歳であり、ストーリー全体が少年の視点で描かれています。
さらに、ヒーローの合体形態が登場するのも円谷作品にしては珍しかったといえます。今でこそウルトラマンのパワーアップ（新たなフォームの登場）は珍しいことではないが、昔の円谷作品（ウルトラマングレート以前）ではヒーローが大きく形を変えることはありませんでした。
この作品を機に円谷作品でヒーローのパワーアップ（新たなフォームの登場）という概念が取り入れられるようになったといえるようです。

ロボットと生身（？？）のヒーローの合体って珍しいですよね～ということでお問い合わせ、ご来店お待ちしております。

（担当中田）