まんだらけ渋谷店渋谷店オススメGLASSES BOOKS

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たのしい幼稚園新案カードウルトラセブン図鑑

10月10日は目の愛護デーということで渋谷店オススメのメガネ本をご紹介します。

fine.1 信濃川日出雄

きっと自分は何でも出来る。何にだってなれる。
そう信じて疑わなかった、若かりし頃。何の根拠もなしに。
主人公の上杉は美大時代から自分にひたすら期待し続け、仲間達がそれぞれ“現実的な”
進路を歩み始めた卒業後も一人だけ定職につかずに“なりたい自分＝好きな絵だけを描き続けるプロの画家”
という夢にしがみつき、時にふりかかる“現実”という火の粉を懸命に払い落としながらそんな自分に迷う日々を過ごす。

この、まさに絵に描いたようなダメダメな上杉もまたメガネ男子。いわば「だめがね」。それを象徴するかのように上杉の黒ぶちメガネはひびが入ったまま。
そして、この作品にはもう一人、重要メガネキャラが存在する。
上杉の、なんというか、つまるところカラダだけのオトモダチである「サイトウ」だ。
付き合ってんだか付き合ってないんだか、会えばコトに及ぶけどそれ以上はナシ、そんな割り切ったカンケーだったはずなのに、
どうもサイトウはそのつもりじゃなかったみたい。ここからはサイトウの恨み節。
ふたりの間に愛は無かったけれど、サイトウには恋があったのだ。

そんなサイトウのメガネはややオトナのナオンを感じさせるフレームレスの丸っこいレンズ。
正直私、サイトウかなり好きです。俺だったらもっと大事にしてやるのに！などと思っている男子(特にDT)はきっと多いことでしょう。

上杉もサイトウも苦悩の連続。はたして上杉のメガネからひびが消える日は来るのか？
そしてサイトウのメガネの曇りが晴れる日は来るのか？
現在スピリッツ誌にて物語は進行中。
理想と現実のジレンマに悩むメガネ諸君、必読ですよ!!

スピリッツで連載中の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』

痛みを知る、すべての男たちへ。
あるいは、すべての痛い男たちへ。

上手いキャッチコピーだなと思いました。
この眼鏡ブームに乗っかることさえできない主人公・田西（27）。
見ていても、ちっとも眼鏡モエ☆なんてなりません。とにかくヘッポコ。
漫画だからちょっとは美談が…、なんてことはなく好きな子の前で土下座。挙句の果てに失禁ですよ。最低！
憧れの後輩植村ちはるとメール交換からなんとかイイ感じまでこぎつけるのですが、驚愕の別れ。
特に初めの頃は格好悪くてちっとも共感できませんでした。
でも最近は駄目なんだけど最後で負けないように必死。
前に進むまではいかないけど、中年と青年の間で、走る前から諦めちゃってる。なんてことのないようにガムシャラ。
どうしよう、その部分にとても共感です。頑張れ、頼む頑張ってくれ！
漫画で田西の踏ん張っているところをずっと見ているので超感情移入できるのですが実際近くにいてそんな舞台裏を見ることがないとどうなんでしょ。
メガネと表面に惑わされないようにしたいです。

「メガネベビーことウルトラB★」
ご存知、藤子不二雄氏が生んだ魅惑のメガネベビーのお話です。
若さ・メガネ・魔法（超能力）、まさに現代の萌えアニメにおける三大要素が
がっつり仕込まれている元祖完全燃焼系作品でございます。
宇宙からやってきた赤ん坊・UBが、ごく普通の小学生・鈴木ミチオの家にやっかいになりながら、日々自分の超能力で一騒動起こすというストーリー。
メガネトピックスをあげるにあたって、あれはメガネと呼べるのかどうか散々迷いましたが…色メガネもメガネのうち。
あなたのオメガネに叶いますかな。
と一応言ってみる。

ゾーンゼロゼロ九条キヨ

コスプレイヤーさんに絶大なる人気を誇るゾーンゼロゼロ。ビブロスが倒産してしまった事で一時は入手困難になったりも…(再版が決まりましたが)
そんなゾーンゼロゼロには魅惑のメガネキャラが満載！

まず、準主人公の志萬安吉がメガネ！そして準ヒロインの白百合姫(巨乳)がメガネ！メガネじゃないけど白百合姫の使い魔の黒薔薇が眼帯！！

安吉くんのメガネは、下にだけフレームがあり、上にはフレームがありません。そんなメガネ、実際あんま販売されていないハズなので、コスプレイヤーさんはあのフレームを工具や何やらで剥さなきゃいけないのかと思うとつくづく大変だなと思う次第です
。
ストーリーは東京を舞台にモノノケ相手に萌えな男子女子が戦うという、単純明快なモノ。
でもいきなり主人公の男の子が首はねられて死んだりして、かなり目の離せない内容です。

男の子だけでなくがたいの良いおっさんや半ズボンのショタッ子なんかも出てきて、幅広い趣味の方が楽しめると思います！
この機会に是非読んで頂きたい一冊です！

山﨑バニラさんが声優だったのでアニメ見てました、小泉です。
紹介するのは、ぱにぽに9巻初回限定特別版に付いている小冊子です。

私立桃月学園学内誌だそうです。
だって、そう書いてありますもん。

残念ながらバラ売りはしてませんが、
メガネ座談をはじめ、
メガネスナップ、
メガネの上げ方、
メガネゲーム(恐らく架空？)、
メガネ小説などが掲載されています。

私は完全に「眼鏡」と書く側の人間ですが、
今回は頑張って「メガネ」してみました。

ライチ光クラブ古屋兎丸

1980年代、3年間という短期間にたった4作品だけを残して解散した伝説の演劇集団「東京グランギニョル」の
同名舞台を、古屋さんがオリジナルの要素も加えてコミック化したのが本作。

あの独特の雰囲気を壊すことなく漫画化するのはかなり難しいとは思うのですが……いや、参りました。古屋さんスゴイ。
ストーリーは、少年帝王「ゼラ」を中心に9人の少年達が、夜な夜な「ライチ」という名の機械（人造人間）を造るというもの。
煙のたちこめる古い工地帯、学ラン＆学帽、爽快なまでのスプラッタ描写…そして何が一番良いかってやっぱり「ゼラ」と美少年「ジャイボ」がJUNEな関係なんです！！！乙女がマンガを読む上でコレ、重要なんです。耽美でJUNE。文句のつけようがない。
そしてそんな主人公の「ゼラ」こと本名・常川くんが今回ご紹介する＜メガネ男子＞。眼鏡といえば、優等生、がり勉、ただ眼鏡をかけている気弱なナマケモノ男子（のび太がこの属性）、最近流行りのオシャレ伊達眼鏡など、＜眼鏡男子＞言っても、実は色んなタイプに分けられると思うのですが、「ゼラ」は王道の「神経質メガネ」。ゼラは横長の細フレームメガネ。実はこのメガネの形に「ゼラ」の神経質でワガママな裸の王様気質のキャラクター性が象徴されています。…メガネってただのオプションだと思っていたのに奥深い。

ちなみに彼の趣味はチェス。「女なんぞに興味はない」なんて澄ました顔をしてますが、誘拐＆監禁してる美少女「カノン」に誰より執着していたり。おそらくかなりのむっつりスケベです。そこが萌え。
…とかなりゼラをちゃかしてしまいましたが、ちゃんとしたグロテスク＆耽美マンガです。渋谷レディース部がイチオシの
作品。

眼鏡主人公は最近はかっこいい人ばかりですが
古来、眼鏡かけているのは主人公ではなく基本的にはサブキャラで後輩的
ということは漫画をある程度読まれてきた方なら分かると思いますが
それをきっちりと図説したのが相原コージ・竹熊健太郎『サルまん』。
21世紀愛蔵版上下ともに入荷していますので、眼鏡キャラについて詳しくお知りになりたい方どうぞ。
画像は眼鏡男子じゃないほうを掲載。もう一冊は眼鏡男子が表紙です。