今月からサーラの本棚更新に加わらせてもらいます、中野店コミック担当古舘です。
何を隠そう私あまり本を読みません。読まずに本棚でコレクション状態にこれではいかんと購入をやめてから6年...再びこれではいかんと4ヶ月前よりコミック購入を再開した次第です。 自分の勉強も含めてこれからいろいろな本を紹介していこう、そう心に誓った古舘が送る最初の1冊がこちら。
徳間書店アニメージュコミックス 安彦良和 「アリオン」 全5巻
「まずは本店のコーナー作家からだろ」とか「無難に週刊少年ジャンプ系から・・」
内輪からのそんな指摘にびくびくしながらも、日常作業中に気になっていた講談社B6棚にある安彦良和先生の〈天の血脈〉を思い出していました。
僕の時代のガンダムアニメはちょうどVガンダムかWガンダムか。それよりも前にスーファミの「Gネクスト」、後の「Gジェネレーション」シリーズでガンダムに初めて触れ人並みにガンダムシリーズを観てきました。 ファーストガンダムでキャラクターデザインをしていた安彦先生は今年生誕70周年、ガンダムシリーズの原作に名を連ねる富野由悠季監督と僕の誕生日は同じ11月5日、僕の尊敬するキャラクター「青い巨星」ことランバ・ラルの命日は設定上11月5日と嬉しいやら悲しいやら重なってることがわかってじわじわと安彦先生の作品に興味が湧いてきています。
そんな安彦先生の"マンガ家"としての初作品である「アリオン」はギリシャ神話を題材とした作品ですが登場する神々や英雄たちの設定自体は安彦先生のオリジナルであると・・ふむふむ。
(すでに上の画像、表情から影から語りかけるものがある気がします)
主人公「アリオン」は天界・海界・冥界の3つの国を治める三兄弟ゼウス・ポセイドン・ハデスのうち冥界の王ハデスに誘拐され個人的な復讐に巻き込まれてしまいます。暗殺者として育てられることに初めは嫌がっていたアリオンも次第に秘められていた能力を現し、自らの出生や宿命について気になるようになりハデスに力を貸します。そうして始まった旅路は紆余曲折ありながらどんどん過酷なものに。
連れ去られて間もないアリオン。すでに秘められた力の片鱗を見せます。驚異的な飛躍力、そして瞬時に後頭部または延髄を狙っての気絶を図っています、恐ろしい子です...。
そして時は経ちアリオンも成年に。ハデスの言うとおりにゼウスの下へ向かいますがその道中...
野郎達に襲われるもお構いなし、強いぞ!アリオン!。...そんなアリオンに更なる強者が忍び寄ります。
出会い・成長を経て自らの出生の秘密を知る事とになる...そうです。
ギリシャ神話にも疎い自分ですがあくまでもオリジナル設定ということで気にする事無く読み進められます。読み終わってから神話について学び、もう一度読み返すと2度美味しいかもしれません。
どことなく似たキャラクターを思い出してしまうこともありますね・・(ア○ロとかド○ルとか...etc)。
安心して下さい!お・い・ろ・け シーンもちゃんとあります。
アポロン「そう、私だ」
B6版は全5巻と冊数は少なめですのでお気軽に読めるかと。ガンダム・オリジンは読んだけど他の作品はまだ・・という方はこの機会にいかがですか?
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中野店 古舘