石田スイ先生の代表作、「東京喰種」の単行本未収録の読切版が掲載されたミラクルジャンプを大まん祭にてお出しします。
2011年9月から週刊ヤングジャンプで連載をスタートさせた東京喰種とは雰囲気がガラリと変わっており、2011年3月発売の本誌は石田先生のあの独特なダークでお洒落な雰囲気もまだ確立されていないように感じます。また、キャラクターの印象も連載時とは違い、金木君も董香ちゃんも高校生らしさが残っており、連載時よりも明るい印象を受けます。特に董香ちゃんは連載時には見せないような表情を見せてくれているので、ぜひ注目していただきたいです。ですが、しっかりと喰種としての葛藤は描かれており、見ていただくと分かるようにあの食事のつらさを独特な表現で伝えるシーンはこの頃から健在です。
設定の違いはあるものの、すでに喰種の世界観は出来上がっており、35ページという読切でも十分に楽しむことができます。
連載までの6ヶ月の間にどのような試行錯誤があったのかを考えながら読むも良し。このミラクルジャンプを読んだ後に単行本を読んで、より洗練された東京喰種を感じるも良し。
連載の約6ヶ月前の「東京喰種」を見れるのはこのミラクルジャンプだけです。ぜひお手にとって連載時との違いを楽しんでいただければと思います。
店頭販売は8月15日(日)12時~
通販販売は8月15日(日)21時~
となっております。
札幌店 中村